売上を上げたいが、なかなか上がらない…。
さまざまな売上を上げるテクニックを試したが、どれも良い成果が出なかった…。
このような悩みを持つ人が多いと思いますが、はっきり言って売上を上げることほどカンタンなものはありません。「ビジネスにおいて、売上を上げることが一番カンタンだ」といっても過言ではありません。
実は、”あるもの” さえあれば、売上というのは永遠に上がっていくと言えるのです。
そこで今回の記事では、その ”あるもの” について解説し、売上の本当の正体というものを解説していきましょう。
目次
売上の正しい意味を答えられるでしょうか?
あなたは、売上の正しい意味を答えられますか?
実は、売上には2つの正しい意味があります。この2つの意味を知らなければ、売上を上げることなどできません。
これまでの記事を読んでいる方には、こりごりでしょうし、すでに理解できていると思いますので、軽い解説にしておきます。
もし、初めてBizdomをご覧になられた方は、これより前の記事を読んでもらえば、詳しいことはわかると思います。
売上の正しい意味の1つ目とは?
それではさっそく解説していきたいと思いますが、売上の正しい意味の1つ目というのは、”お客が買い上げた金額合計”です。
これは売上というのが、あなたがお客に売った金額ではなくて、お客が買った金額だという意味です。
だから、売上が上がらない時に考えることは、「どうすれば売れるのか」ではなく、「なぜ、お客は買わないのか。うちの商品になにか問題があるはずだ。」ということになり、その対策として、お客が欲しい商品を、お客が買える価格で提供することになります。
この意味がわからない人は、お客が欲しいと思っていないような、自分が売りたい商品を、あの手この手でお客に売りつけようとするのですが、そういう人に限って、売上はぜんぜん上がりません。
なぜなら、その時点でお客の立場というものを見失ってしまっている証拠ですから。
よって、本当に売上を上げたいなら、まずは売上の正しい意味の1つ目から分かるように、お客が欲しい商品を、お客が買える価格で提供するようにしてください。
そうすれば、誰がやっても売上は上がっていきます。
売上高の正しい意味の2つ目とは?
そして次は、売上の正しい意味の2つ目です。2つ目の意味というのは、” 所有資産を金銭に等換する行為とその活動 ” でした。
これは、自分の持っている資産を売るなり、貸すなり、利用してもらうなりして、お金を得ることをいうのです。お金を得るという行為のすべては、この言葉によってすべて説明がつきます。(ただし、おこづかいや詐欺は別です)
つまりこれは、資産が何もない人というのは、お金を得ることなどできないということも同時に意味しているのです。
もちろん、資産がちゃんとあっても売上が上がらない場合があります。それは、お客が欲しいと思わないような資産を、あなたが持っている時です。
だからこそ売上の1つ目の意味で分かるように、お客が欲しい商品を、資産として持つ必要があるのです。
お客が欲しいと思う資産を、ちゃんとあなたが持つことさえできるようになれば、あとは売上高を上げていくのはカンタンです。
なぜなら、売上高の2つ目の意味から分かるように、持っている資産をふやしていけばいいだけの話ですから。
持っている資産をお金にかえることが売上だとすると、その持っている資産をふやせば、売上が上がることなど当たり前のことなのです。
つまり、お客が欲しいと思う資産をあなたが持ち、その資産をどんどんふやしていくことで、売上は上がっていくのです。
これが、売上の2つの意味から分かる売上の上げ方なのです。
これで売上の本質的な上げ方が分かったと思います。しかし、実はこれを分かっただけでは売上を上げることはできません。これだとただ単に、売上高を上げる方法を知っただけなのです。
方法が分かったあとには、それをおこなっていくために必要なものというのが必ずあります。それを今回の記事では解説していきましょう。
売上を上げるために、絶対に必要なものはなにか?
売上を上げる方法が分かったとしても、”あるもの” がなければ、それを実現することはできません。”あるもの” がなければ、売上が上がることはないのです。
では、売上を上げるために必要な ”あるもの” というのはいったい何でしょうか?
もちろん、ここで「心」「笑顔」「おもてなし」「感謝」「接客」「人間」「人格」などといったしょうもない話はしません。なぜなら、そんなもので売上が上がることなどありませんから。
そういったあいまいなものではなくて、もっと明確に、論理的に、売上を上げるために必要なものについて解説します。
売上を上げたい時、売上の意味が ” 所有資産を金銭に等換する行為とその活動 “であるから、持っている資産をふやせば、売上は簡単に上げていくことができるという話をしました。
つまり、資産をふやせば売上は上がるということです。これは逆に言うと、資産がふえなければ、売上を上げるための根本的な対策にはならないということなのです。
そうすると、売上を上げるためにやらなければならないことが、資産をふやすことです。
では、その資産というものがどうすれば増えるのかということは分かりますか?
どれだけ想いが強くても、どれだけ願っても、どれだけ「思考は現実化する!」と考えても、そんなもので、勝手に資産がふえていくことはありません。
じゃあ、どうすれば資産が増えるのかというと、買うのです。当然のことですが、資産というものは買うことによってのみ、増えていくのです。
もちろん親戚や家族、知り合いからもらうという場合もあると思うのですが、基本的には資産というものは買うことによってふえていくのです。
では、そのためにはいったい何が必要だと思いますか?
それは「お金」です。当たり前のことですが、「お金」で資産を買うのです。
何もむずかしくありませんよね。資産を買うためには、「お金」が必要です。
つまり、これがどういうことを意味するのかというと、お金がなければ資産はふえないということです。そして、資産がふえなければ、売上の意味から考えてみても売上は上がらないのです。
言っている意味は分かりますよね。
要は、お金がないから資産を買えず、そのせいで持っている資産がふえないから、余計に売上が上がらなくなってしまうということです。
あなたの会社の売上が上がらないのは、「お金がない」という理由だけです。お金がないせいで、お客が喜んで買うような資産を買うことができず、持つべき資産をまったく増やせていないから、売上を上げられないのです。
たったこれだけのことです。
これを逆に考えれば、お金があれば持つべき資産をふやすことができ、売上を上げることができるということです。
あなたも年商26億円の会社のオーナーに簡単になれます!
お金があれば売上を上げられるという証拠に、今あなたの手元に5億円というお金が手に入ったとしましょう。
そうすると約1ヶ月後には、あなたは年間約25億円を売り上げる会社のオーナーになることができます。もちろん、赤字になることもほぼありません。
じゃあ、どうすれば年商25億円のオーナーになれるのかと言うと、たとえばセブンイレブンのFCをすることなのです。
セブンイレブンというのは、1店舗あたり、年間約2.6億円という売上を上げます。そして、FCを始める際に支払う資金というのは、約3,000万〜5,000万円です(もちろん、色々なパターンはありますが)。
つまり、5億円のお金があれば、最低でも10店舗のセブンイレブンを開始することができるのです。そして、「10店舗 × 2,6億円」で、年商26億円の会社ができるのです。
どうですか? 売上を上げるのに、何かむずかしいことがありますか?
まったくむずかしくありませんよね。お金があれば、簡単に売上を上げることができますよね。
これほど売上を上げるということは簡単なことです。お金があれば売上を上げることなど簡単にできるのです。
これで分かったと思いますが、売上というものは、あなたのみずからの努力で取りにいくようなものではありません。お客が欲しいと思う資産をお金で買い、それを持つことによって勝手に上がっていくものなのです。
これが事実なのに、なぜあなたは自分の努力や売り方で売上を上げようとしているのですか? >大事なことは、売上を上げることではなくて、売上が上がるような資産を持つことです。
だから、あなたが求めるべきものは、売上ではなくて、売上を生み出すような、お客が欲しいと思える資産を買える「お金」なのです。
なぜなら、この「お金」さえあれば、あとはゆっくりとお客が欲しい資産を探し、それを買うことによって、売上は簡単に上げていくことができるからです。
よって、経営者や起業家がしなければならないことは、この資産を買う「お金」を生み出すためにはどうしたらいいのかを考え、実行することなのです。
このような理由で、ビジネスには利益というものが必要不可欠なのです。
たまに、「利益追求のビジネスはダメだ!」と言っている方がいますが、利益追求のビジネスをしなければ、お金が残らず、お客が欲しいと思う資産を買うことができないので、それ以上、売上が上がることはありません。
そして数年後に、いつの間にか競争にさらされて、潰れていってしまうのです。
もちろん、お客のことを全く無視しての利益追求は言語道断ですが、お客のためにこそ、あなたの会社が存在しておくためには、利益を追求しなければならないのです。
「利益追求のビジネスはダメだ!」という人は、こういった論理的な検証もせずに、何事に関しても「感覚」で見てしまっているのです。
そして運悪く、この気持ちの良い言葉を信じてしまうのが世の中の伸びない社長なのです。
世の中で伸びている企業を見てみてください。伸びている企業ほどちゃんと利益を出しています。そして、その利益から貯まったお金で、お客がもっと喜ぶ資産を買っているのです。そして、売上高を増大させていっているのです。
あなたはいったい何をしているのですか?
売上を上げるための小手先のテクニックを使ったり、売ろうとするための努力などしている暇はないのです。
経営者がするべき努力とは、売上を上げる努力ではなく、勝手に売上が上がる資産を買うためのお金を、どうやったら生み出せるのかという努力なのです。
それが今ある会社から利益を発生させることなのか、資金調達なのか、がっぽり儲かる新規事業なのかは、あなたが今どの状態にいるのかで異なってくるだけの話です。
最後に…
今回の記事で、売上を上げるために絶対に必要なものというのが明確に分かりましたよね。
それはズバリ、「お金」です。
「お金」があって、お客が欲しいと思うような資産を買って持てば、売上というものは勝手に上がっていくものです。つまり、売上を上げることほど、ビジネスで簡単なものはないのです。
むずかしいのは、資産を買うお金を作ることです。だからこそ経営者や起業家なら、この「金づくり」に、最大の力を注がなければならないのです。
それなのに、伸びない経営者というのは、売上を上げる努力をひたすら続けているのです。
しかし、こんな売上を上げる努力をしても、結果的にはお金につながらないのがオチです。なぜなら、売上は資産を持つことによってしか、継続的かつ大幅に上がっていかないからです。
もちろん、売上を上げる努力によって売上が上がることもあります。しかし、そのためにかけたコストが多く、最終的にはお金が残らない構図になってしまうのがオチなのです。
何度も言います。売上というのは、努力をしてコストをかけて上げるものではありません。お客が欲しい資産をあなたが持つことによって、勝手に上がっていくものなのです。
だから、経営者や起業家が努力するべき方向というのは、以下の2つなのです。
- 資産を持つためのお金をどうやってゲットするのか。
- お客のためにどんな資産を持つべきか。
これらの方法を調査したり、学んだりするのが、経営者や起業家が本来やらなければならないことなのです。
この2つさえできれば、売上を上げることは簡単です。「その2つがむずかしいんだよ。」と思うかもしれませんが、それはあなたがその方法を知らないだけです。
今まで訳の分からないことばかり学んできたから、こんなものすら分からないようになっているのです。