やらなければならないのは分かっているが、なぜかやる気が出ない…。
やる気が出ない自分が嫌になってくる…。何をやろうとしてもやる気が出ない…。
経営者やビジネスをしている人はもちろんのこと、ほぼすべての人にこのような「やる気」についての悩みがあります。
特に、経営者やビジネスをしている人はもともと「やる気」がある方なので、これが無くなると非常に不安になる傾向があります。
そして、実際に「やる気」というものがなければ、本当に何もできなくなるのが事実で、これがなくなってしまって不安になるのは当然のことなのです。私にも同じような経験があります。
そこで今回の記事では、やる気が出ない原因とやる気になる方法について解説していきたいと思います。
この記事を読めば、やる気が出ない原因と対策について知ることができ、また、やる気のない自分を自己嫌悪することもありません。実際にこれを知って、私も含めてやる気を復活させた人数は数えきれません。それでは内容の方に入っていきましょう。
目次
なぜ、やる気がない時に「やる気」を出そうとするのでしょうか?
今回の記事ではタイトルのとおり、やる気が出ない原因とやる気を出す方法について解説するのですが、まずは「やる気」についての根本的な話をしておきましょう。
その根本的な話をしたあとに、やる気が出ない本当の3つの原因とやる気を出す3つの方法について解説していきましょう。
では、まずは「やる気」についての根本的な話なのですが、そもそも世界中で「やる気の出し方」というものが研究されており、さまざまな方法があるようです。
しかしはっきり言って、世の中に出ている「やる気を出す方法」というのは実践しても意外と役に立たないことが多いです。
たとえば、世の中ではやる気を出す方法として、以下のようなものがあります。
- 「やる気が無い時は、とりあえず小さなことから始める」
- 「机の上を片付けて気持ちをすっきりさせる」
- 「やることにタイムリミットつける」
- 「座禅を組む」など
こういったことが、やる気を出す方法として世の中で紹介されていますが、こういうことを実際にやって本当にやる気が出ましたか? もし出たしても、それが永続的に続きましたか?
以上の質問に、「はい」と答えられる人は少ないでしょう。こんなもので本当にやる気が出ることなどまれなのです。たとえこれをやっても、すぐにやる気のない元の姿に戻ってしまいます。ちなみにBizdom著者である私も、こんなことでやる気が出たことはありません。
だとすると、このような「やる気を出す方法」というのは役に立ったとは言えません。
では、どうすれば本当にやる気が出るのでしょうか?
私の師匠には経営者の方から、「あの~、やる気が出なくて困っているんです。何かやる気の出す方法を教えてくれませんか?」という相談があります。
しかし、まず考えてもらいたいことが、「あえて無理矢理、やる気を出す必要があるのでしょうか?」ということなのです。人間というのは、なぜか、やる気が出ない時に無理矢理やる気を出そうというわけの分からないことをしようとします。
しかし、実はこれは、人間として非常に不自然なことです。やる気がない時に無理矢理やる気を出すというのは、非常に不自然なことなのです。むしろ、こんな不自然なやり方でやる気が出る方がおかしいのです。
人間なのでやる気が出ない時があるのは普通のことです。なぜなら、やる気というのは感情や気持ちと同じようなものですから。これが当たり前のことなのに、それでも無理矢理やる気を出そうとすることの方が、むしろ人間としておかしなことをやっているのです。
これは恋愛で言うと、まったく好きでもない人を無理矢理好きになろうとしていることと同じことです。好きでもない人を好きになることなど、ほぼ不可能ですよね。
やる気が出ない時にやる気が出る方法を求めている人は、これと同じことをしているようなものです。そんなものでやる気が出るようにはなりません。なぜなら、自分自身をだますことなど絶対にできないからです。
まあこれは本当に、ガンバリズムに汚染されてきた日本の風潮の代表例だと言えますよね。やる気が出ない時になんとか出すようにするなんて、ガンバリズムの代表格です。
そんなもので自分のことをだましてやる気が出るわけがありません。だから師匠は、「何かやる気を出す方法を教えてくれませんか?」と聞かれた時にはいつもこのように答えます。
「えっ?! やる気を出す方法? そんなものないよ。あるなら教えてほしいぐらい。やる気がでない時には、何をしてもやる気は出ない。だから、やる気が出ない時の一番の対策は何もしないことよ。」
やる気が無いのに無理矢理何かをするということは、人間として非常に不自然なことなので絶対にやめて下さい。経営者も人間ですので、やる気が無いときなどたくさんあります。ましてや、経営者のようなきつい仕事でしたらなおさらです。
別にやる気がないこと自体、何も悪いことではありません。やる気がでなくなることなど、人間として自然なことなのです。 だから、私の師匠はいつも、「やる気の無いときは、やる気のない人間らしく、何もせずにぐーたら過ごしてください。」と答えるのです。
このことを聞き、本当に何もせずにぐーたらと過ごし始めると、経営者やビジネスをしている人は、もともとはやる気の固まりみたいなものですから、3日目ぐらいにはそわそわしはじめ、1週間以内にはやる気を出してしまいます(もちろん個人差はあります。また、もともとぐーたらな人がこれをすると、よりぐーたらになりますのでお気をつけください。)。
そして、「完全に何もしないことを決めて、本当にぐーたらし始めたら、何もやっていないことが嫌でやる気が出てきましたー。」と言って、そそくさと仕事に戻っていくのです。
これまでこの方法を使って、みんな元気に仕事に戻っていきました。これこそが、一番根本的なやる気が出ない時の対策なのです。
やる気が出ない時に、無理矢理やる気を出すのはほぼ不可能なことです。やる気がでない時に、無理矢理なにかをやっても効率が悪いですし、それに加えて、無理矢理するとそれ以上に余計なストレスがあなたの心と体にのしかかってしまうのです。
そしてその結果、本当にまったく何もできなくなってしまうのです。だからこそやる気がでない時はやる気がない人間らしく、ぐーたら過ごすことが重要なのです。
つまり、人間として自然体になることが大事だということです。「嫌いなものは嫌い、好きなものは好き」ということを大事にしなければ、あなたに異常なストレスがかかり、何も続けられなくなります。
日本では、「経営者とはこうあるべきだ!」という意味の分からない指導がされますが、経営者であってもやる気がなくなる時もあるし、元気がなくなる時もあります。そんな時は無理をしないで、そのように振る舞ってしまえばいいのです。
ビジネスというのは、一度始めたらずーっと長い付き合いが続きます。だからこそ、無理をせずに自然体でビジネスと付き合わなければなりません。そうしなければ、本当に続けたくても続けられない状態になってしまいます。
やる気がでない時は、どうせ何をやっても無駄です。だから、無理矢理やる気を出そうとせずに、やる気のない人間らしく一日中ぐーたら過ごしてください。心配しなくても数日もすれば、仕事をしたくてそわそわし始めますから。
これが、やる気が出ない時の一番根本的な対策です。おそらくこれで、ほとんどの人はやる気の問題など解決できると思います。
しかし、それでもダメな場合や他に何かの方法を知りたい場合があると思いますので、今からそれについて解説しておきたいと思います。ただ、基本的にはやる気がでない時に、むりやりやる気を出そうとしないことです。
やる気がでない3つの原因と対策について明確にしていこう!
さて、それではまずはやる気がでない本当の原因について明確にしていきましょう。
やる気が出ない原因には、おおまかに言って3つあります。そして、それへの対策も3つあります。それを順番に解説していきます。
原因【その1】:やりたくないことをやっている
これがやる気が出ない一番の原因です。やる気が出ないのは、そもそもやりたくないことをやっているのです。
自分が心から、本当に「やりたい!」と思っているものは、誰が何を言おうがやります。誰が止めようと関係ありません。やる気がどうとかも関係ありません。やりたいことはやる気などとは無関係に、やりたいからやるのです。
たとえば、ゲームをする中学生について考えてみてください。ゲームをする中学生というのは、わざわざやる気を出してゲームをやっていますか? 「よし!やってやるー!」とは、やっていませんよね。やる気などとは無関係に、やりたいからこそゲームをするのです。
結局、やる気が出ずに、わざわざやる気を出さなければいけないというのは、そもそもあなたがやりたくもないことをやっているからです。自分の親から会社を引き継いだとか、そのような理由で、自分の本当にやりたいことができていないからなのです。
これがやる気が出ない一番の原因だと言えます。
対策【その1】:本当にやりたいこと、好きなことをやること
あえて言わなくても分かると思いますが、やりたいことをやっていなくてやる気が出ない時の対策は1つしかありません。
それは、あなたが本当にやりたいことをやることです。あなたが好きなことをやることなのです。これ以外に、やる気を出す方法はありません。
あなたがやりたいことやあなたが好きなことをやっている限り、やる気は永久に出るものです。だからまずは、あなたの本当にやりたいこと、好きなことを明確にすることです。それらを明確にして実行し始めると、心配しなくてもやる気は出てきます。
よって、まずはあなたのやりたいことや好きなことをよく考えてください。
また、このやりたいことや好きなことを明確にする時に、あるコツがあります。このコツというのは、実は当たり前のことなのですが、日本の経営者は偉い指導者のせいでこのことをねじ曲げられて、何も見えなくなってしまっているのです。
では、その ”あるコツ” というのは何かと言うと、あなたの本当の欲望を出すことなのです。
世の中の書籍やセミナーなどで、「経営者たる者は、高潔な目的を持ってビジネスをしなければならない!よって、私的な欲望は捨てること!」などといった意味不明なことを学んでしまった経営者や起業家が多いと思います。
そのせいでみんなが、この本当の欲望というものが出せなくなってしまっています。そして、本当の欲望を出せていないからこそ、実際にやっていてもなかなかやる気が出ないのです。
どこかで経営理念なるものを勉強して嘘ものの目的を作ってしまい、その嘘ものの目的のために仕事をするから、まったくやる気を失ってしまうのです。
そうじゃないのです。あなたが経営やビジネスをする目的というのは、あなた自身で決めるものです。勉強をして決められるようなチンケなモノではありません。あなたの心から本当に湧いてくる目的のために仕事をするのです。
たとえば、「おれは金儲けをしたいんだ!」と思うのなら、金儲けをするためにおもいっきりビジネスをしてください。
「私は女性の地位向上のためにビジネスをしたい!」と思うのなら、おもいっきり女性の地位向上のためにビジネスをしてください。
「おれは酒池肉林がしたいんだ!」と思うなら、酒池肉林するためにはどうすればいいかを考えて、ビジネスをするべきなのです。
人によって、やりたいことや好きなことは違います。よって、そういう人生の目的のようなものは勉強しなくてもいいのです。人生の目的はあなた自身の感性で決めてください。本当に何でもいいのですから。ビジネスをする目的には、正解も不正解もありません。
あなたの人生ですから、あなたがしたいことをしてください。
このように、すべてのしがらみを無視して、あなたの本物の欲望を出してください。これが、やりたいことや好きなことを明確にする時のコツです。
原因【その2】:ゴールがちゃんと明確に決まっていない
やる気を出すためには、先ほど解説したことがほぼすべてなのですが、やりたいことや好きなことがない場合のやる気が出ない原因について解説したいと思います。
まず、その原因というのが、「ゴールがちゃんと明確に決まっていない」ということなのです。人間というものは、ゴールが決まっていなければ、好きなことややりたいこと以外はやる気が出ないようになっています。
たとえば、私も経験した大学受験で解説してみましょう。
大学受験において、大学に合格するためには勉強しなければなりません。しかし大半の人は、勉強を自ら好んでやりたいとは思っていません。この場合の勉強というものは、やりたいことでもなく、好きなことでもないけれども、やらなければならないことです。
この場合、ゴールが分からずにやる気が出ることはありません。どこの大学を受けるのかも分からないし、それをいつ受けるのかも分からないという場合、やる気など絶対に出ませんよね。
こんな状態で勉強などできるわけがありません。これは普通に考えれば分かることなのです。
つまり、ゴールが明確になっていないと、それが好きなことややりたいことではない場合、それに対するモチベーションを保つことなどはできないということなのです。
これに比べて勉強が好きな人は、勉強が好きだからモチベーションなどとは関係なく、勉強するのです。だから、勉強ができる人というのは、結局のところ勉強が好きなのです。
私の京大に行った友達も東大に行った友達も「数学っておもしろくない?」とか「英語好き~。」などと、変態のようなことを言ってました。
好きだからこそ勉強し、もっと勉強するからこそ勉強がより得意になるのです。だからこそ、好きであることややりたいことというのは、一番強いものだとこの記事のはじめに述べたのです。
よって、最初に解説したように、好きなことややりたいことをやることが一番良いのはやはり間違いないことなのです。
対策【その2】:ゴールを明確にすること
好きなことややりたいことではない場合、つまり、やらなければならないことをする場合、「そのゴールはいったい何か?」ということが明確になっていなければやる気は出ません。
もともと、「やる気が出なくていい」と思っているのならそのままでいいのですが、やらなければならないことを「やる気を出してやりたい」という場合は、ゴールを明確にしてください。
そして明確にするべきものは、数値と状態です。数値というのはその名のとおり、数字で表すことです。「何ヶ月後に客数を何人にするのか。そのためにこれからどうするか。」というように、数字を使って表すことです。
また、状態というのは自分がどうなっているのかということです。「今のポジションを離れて、まったく違うことをしている」などということです。
これをすることによって、それを「達成したい」という達成欲求のようなものが出てきて、やる気が出るようになってくるのです。
しかし、やっぱり一番やる気が出るのは、最初に説明したように、好きなことややりたいことをやることなのです。このことは忘れないでください。
原因【その3】:儲かっていない、成果が出ていない
やる気が出ない3つ目の原因というのは、経営やビジネスにおいて言うと、儲かっていないことです。
仕事をしても、それをすることによって儲からない場合、好きなことややりたいことならまだいいですが、そうでない場合はやっている意義さえも見つからなくなってきます。
もともと仕事というものは、人生を豊かにするためのお金を稼ぐ手段にしかすぎません。そのお金を稼ぐ手段である仕事で儲からないとなると、「やっても意味がない」と思うようになり、やる気がなくなってしまうのです。
この「儲からない」というクセ、つまり「儲からないグセ」が身に付いてしまうと、もう終わりです。何をしようとしても、「どうせ徒労で終わってしまう」や「やっても意味がないな」という思考におちいり、なにも手をつけられなくなってしまうのです。
よっぽど強靭な心の持ち主か、良い意味でのバカしか、なにも手をつけられなくなるのです。儲からなかったり、成果が出ていないと、すべての努力が無駄に思えてやる気が出なくなってしまうのです。
対策【その3】:なんとしてでも儲けること、成果を出すこと
儲かっていないことや成果を出していないことでやる気がなくなってしまう場合の対策は、当然のことですが、なんとしてでも儲けること、成果を出すことです。
儲けることができ、成果を出すことができはじめたら、やる気は間違いなく出てきます。なぜなら、今まではやってもやっても無駄だと思っていたことが、「無駄ではない」というふうに感じてくるからです。
そして、そのように儲かりはじめたり、成果が出始めると、人間というのは不思議と、そのことをどんどん好きになるのです。つまり、うまくいき始めた途端、もともとどうでもよかったことでも好きになり始めるのです。
この「好き」という感情が出る領域に到達すれば、「勝利」という二文字を頭に浮かべてもらっても大丈夫です。なぜなら、「好き」という感情を持った途端に、今まで経験したことのないスピードで成功しはじめ、すべてにおいてやる気がみなぎってくるからです。
はじめに解説しましたが、人間というものは「好きなこと」と「やりたいこと」をすることが一番有利です。勉強も、勉強の好きな人が一番勉強できるようになるのです。
なぜなら、好きならどれだけ勉強しても、まったく苦にならないからです。
成功する人というのは、努力する人ではありません。努力してもほとんどの場合、成功することはありません。なぜなら「努力」という言葉は、そのことを ”嫌々やっている” という言葉の裏返しだからです。
自分が好きなことや、やっていて楽しいことというのは、努力など発生しません。好きで楽しくてやっているから、「努力している」という感覚がそもそもないのです。
でも、実際の仕事量で言うと、自分で「努力をしている」という人よりももっとやっているのです。
言っている意味は分かりますよね。
たとえば、あの有名な野球選手であるイチロー選手は、子供の時に年間360日バッティングセンターに通いつめていたそうですが、これが努力だと思いますか?
確かに、はたから見たら努力に見えるかもしれません。でも、やっている本人は、打つのが好きでたまらなかったはずです。
好きじゃない野球をむりやり努力して、365日中360日もできるわけがありません。そんな根性は、小さい子供の時から付くわけがないのです。好きだからこそできたことです。もちろん、チチローが作った環境もありますが。
つまり結局は、好きなことややりたいことをやることが、一番成功しやすいし、やる気も出やすいということです。だから、好きなことややりたいことをやる方がいいのです。
しかし、その好きなことややりたいことがない場合があります。
だからまずは、儲けることなのです。儲けて成果が出始めたら、なぜか急に、そのビジネスが好きになります。やればやるほど成果が出るようになり、それが嬉しくてそのビジネスを好きになるのです。
その状態になれば、巷で言われる「努力」を努力とは思わず、仕事がおもしろくなって勝手に仕事量が増えるから、より儲けられたり、より素晴らしい成果を出せたりするのです。
この領域にいけば、やる気が出る方法などというしょうもないことを考える時間などなくなります。
だから、まずは儲けること、そして成果を出すこと、この2つだけを考えてやってください。
このように言うと、「その儲けることや成果を出すことがむずかしいんだよ。」と思う人がいると思いますが、そのためにこそBizdomが存在しています。
儲けることや成果を出すための本質的な方法を伝えるために、今後、たくさんの記事をご用意していくつもりです。
最後に…
やる気がない原因とやる気を出す方法は理解できたでしょうか。やる気がでない3つの原因とそれへの3つの対策を、最後のまとめてとして以下で列挙しておきましょう。
原因【その1】:やりたくないことをやっている
原因【その2】:ゴールがちゃんと明確に決まっていない
原因【その3】:儲かっていない、成果が出ていない
対策【その1】:本当にやりたいこと、好きなことをやること
対策【その2】:ゴールを明確にすること
対策【その3】:なんとしてでも儲けること、成果を出すこと
今回の記事で大事なことは、やる気を出す方法を考えるよりも、勝手にやる気が出るようなことをすることです。
基本的には、やる気が出ない時に無理矢理やる気を出させることは人間として不自然すぎることなので、やってはいけないことです。
なぜなら、その不自然なことをすることによって、人間は肉体的にも精神的にもダメージがかかってしまうからです。そしてそのまま続けてしまえば、取り返しのつかないくらい、やる気が出なくなってしまうのです。
やる気が出ないということは、何かしらの原因があるからです。その原因を取り除くことを考えずに、気合いと根性で「うおっー!」とやっても、継続的にやる気が出ることはありません。
だからこそ一番大事なことは、自然体になってみずからを、勝手にやる気が出てくる環境や状態に置くことなのです。
もし、自分の好きなことややりたいことでない場合、まずは儲けることや成果を出すことだけを考えてやってください。なぜなら、成果が出始めると、それが一気に好きなことになりますから。
そして、少しずつ好きになり始めて、やる気が勝手に出てくるのです。
また、「努力をしている」と実感している間は、本当の意味で、やる気が出ることも、成功することもないと思っておいてください。本当に成功する人は、それが楽しく楽しくてやめたくてもやめられない人なのです。
実際に、私の師匠が指導して、この領域に達した人が何人かいます。
「もう仕事が楽しくてたまりません。」と、いつも言っています。指導し始めた当初は、そんなことを口にしたこともなかったようですが、儲かり始めた瞬間にこれですから、人間というのは本当に現金な生き物なのです。
自分のやっていることが楽しくて楽しくてしょうがない状態なった時、あなたは成功すると思っておいてください。疲れなども一切感じることはありませんから。
それでは、以上のことをよく考えていろいろやってみてください。おそらくやる気が出るようになるはずです。