いろいろやっているがなかなか会社が成長しない…。
会社を成長させたいが成長のさせた方が分からない…。
どうすれば会社は成長するのだろうか…。
このような悩みは誰もが持っていると思います。そして当然のことですが、ビジネスをしているのなら、誰だってビジネスを成長させて、成功を収めたいはずです。
しかし、「やってもやってもなかなかビジネスが成長しない…」というのが、本音ではないでしょうか?
そこで今回の記事では、ビジネスが成長できない本当の理由と、理由が分かればすぐに分かる、成長するための方法について、経営の正しい意味から解説していきたいと思います。
この記事を読むことによって、あなたもビジネスが成長できない本当の理由を理解でき、成長するための方法を知ることができます。
目次
ビジネスが成長できないたった1つの理由とは?
あなたの経営やビジネスが成長できない理由というのはたった1つです。これ以外に成長できない理由はありません。
では、成長できない理由とはいったいなにか分かりますか?
まずは、自分自身で少し考えてみてください。ヒントは、前回の記事で解説した経営の正しい意味から考えば答えが出るかもしれません。(詳しくは、【問題です!】経営の正しい意味をあなたは答えられますか?)
どうでしょうか? 考えてみましたか?
まさか「経営者の努力不足」とか「経営者の素質の問題」などといったことを考えていませんか? いい加減、そういう曖昧な理由を考えてしまうくせを治しましょう。
それではビジネスが成長できないたった1つの理由を解説する前に、経営の正しい意味について確認しておきたいと思います。
前回の記事の読んで頂ければ分かるように、経営の正しい意味とは、 ”継続した「投資」「回収」の仕組みとその活動” でした。
この経営の意味から考えれば、ビジネスが成長しないたった1つの理由がカンタンに分かるはずです。
経営というのは、まずは持っているお金を「投資」することです。「このビジネスをする!」と、自分が決めたビジネスや商売に、まずはお金を「投資」するのです。
そして、そのビジネスから売上を上げて利益を出し、お金を「回収」します。さらに、その回収したお金をまた「再投資」し、その「再投資」から、さらなるお金の「再回収」していくのです。
前回の記事でも解説しましたが、この活動や仕組みを繰り返すことを「経営」といい、この「投資」と「回収」の額が大きくなればなるほど、ビジネスは成長していると言えるのです。
ここまで言えば、ビジネスを成長させるために何が必要なのか分かるでしょう。
非常にシンプルでカンタンなはずです。
経営の意味が、”継続した「投資」「回収」の仕組みとその活動のこと”ですから、まずは何よりも先に「投資」が必要になってくるのです。
言い換えれば、「投資」をするからこそビジネスが成長して、より多くのお金を回収することができるということです。つまり、ビジネスを成長させるためには、「投資」が必要だということです。
あなたはビジネスに「投資」していますか? ビジネスを成長させるための「投資」をちゃんとおこなっていますか? 「投資」もしていないのに、ビジネスを成長させられると思っているのですか?
ビジネスにお金を思いっきり突っ込んでいないのに、ビジネスが成長するはずがありません。むしろ投資の額を増やさずに、ビジネスが成長する方がおかしいのです。
経営の正しい意味とは、継続した「投資」「回収」の仕組みとその活動ですが、何よりも先に必要なのは「投資」です。この「投資」をおこたれば、ビジネスが成長することはあり得ません。
つまり、ビジネスが成長しないたった1つの理由というのは、あなたがビジネスにお金を突っ込んでいない、要するにビジネスにお金を「投資」あるいは「再投資」していないからなのです。
これ以外に、ビジネスが成長しない理由はありません。
ビジネスが成長しない本当の理由というのはたった1つであり、その理由とは、お金をビジネスに「投資」していないことなのです。
決して、あなたの努力やガンバリが足りないのではありません。また、経営者としての資質がないのではありません。
ただ単に、ビジネスにお金を「投資」していないから、ビジネスが成長していないだけの話です。
このことを、間違った書籍を読んだり、おかしなセミナーを受けたりした人は、「経営者の資質がない!人間性を上げろ!まずは自分を変えるのだ!」という意味不明な世界にいってしまうのです。
ビジネスとは、そんな訳の分からない世界ではありません。そんな雲を掴むような世界の話ではなく、論理と知識とお金を使ってやるものなのです。
もっと言い換えれば、ビジネスが成長することと、あなたの努力や人間性との間には、何の因果関係もないということです。
その証拠に、ひたすら努力をしてきたうえで、しっかりとした人間性が備わっているあなたのビジネスは成長していないじゃないですか。
あなたは自分自身のことを「努力もできずに、経営者の資質もないやつだ…」と思っているのですか?
そんなことはありません。この記事をここまでしっかりと読める真面目なあなたに、経営者の資質がないはずがありません。経営者としての素質は間違いなくあるのです。
それにも関わらず、ビジネスが成長せずに苦しんでいるのはなぜですか?
それは、ビジネスにお金を「投資」し続けていないからです。たったこれだけの理由なのです。
正しい経営の意味からも、論理的に考えてみてください
経営の正しい意味は、”継続した「投資」「回収」の仕組みとその活動のこと”でした。この意味の中に、「努力」とか「経営者の資質」という言葉が見当たりますか?
見当たりませんよね。
だとすると、論理的に考えれば、「努力」や「経営者の資質」と、経営やビジネスの成長には、何の因果関係もないのは明らかなことなのです。
もし、ここまで読み進んでも「いや、でも、努力が…。経営者の資質も関係あると思う…」と思う方は、これまで会ってきた変な情報に洗脳されてきたのでしょう。
ビジネスを成功させるために必要なものは、あなたの「努力」や「ガンバリ」や「資質」ではありません。
「投資」です。
ビジネスにお金を「投資」することが、ビジネスを成長させるための唯一の方法なのです。
では、その「ビジネスへの投資」には、何が必要でしょうか?
これはカンタンです。これまでにも触れてきていますし、本当に当たり前のことなので問題にする必要もないと思いますが、念のために解説しておきます。
ビジネスには投資が必要ですが、その投資のために必要なものは「お金」です。お金があれば、ビジネスへの投資ができるのです。逆に、お金がないとビジネスへの投資は絶対にできません。
これがどういうことを意味するのかと言うと、「お金がない人には、ビジネスを成長させることなどできない」ということなのです。
経営の正しい意味から考えると、ビジネスを成長させるためには、先にビジネスへの「投資」が必要です。そして、その「投資」に必要なものというのは「お金」です。
だったら、「お金がなければビジネスを成長させることなど絶対にできない」ということは、当然のことなのです。
だから、ビジネスを成長させるために必要なものは「お金」なのです。
これが事実です。これが当たり前のことです。ビジネスにおいて、これが最も常識的なことなのです。
しかし、この事実をねじ曲げて、「お金がなくてもできますよ!」と屁理屈を使ってコンサル料を取るのが、あなたを餌にするコンサルタントです。
そんな嘘を言うコンサルタントの代わりに、ここではっきり言っておきましょう。
「お金がなくてはビジネスは成長しません!」
「お金がないやつに、ビジネスを成長させることはできません!」
この事実をしっかりと受け止めてください。もし本当に、お金がビジネスの成長に不要なのであれば、この世に投資家も銀行もベンチャーキャピタルも存在しません。
お金というものがビジネスの成長にはなによりも必要だからこそ、これらがたくさん存在しているのです。
このように、「ビジネスを成長させるには、絶対にお金が必要だ! お金がないと成長できない!」と言ってしまうと、その時点で経営者たちは、コンサルタントにお金を払ってくれなくなります。
当然そうなりますよね。
「お金がないと成長できないのか…。じゃあ、うちはお金がないから無理だな…。」という思考に入って、何もしようとしないですよね。こうなると、一般的なコンサルタントはご飯を食べていけなくなります。
だからこそ、「ビジネスの成長にはお金が必要だ!」と分かっているのに、「資質」とか「努力」とか「想い」とか「感謝」とか「夢」という妙なモノを教え始めるのです。
また、伸びない会社の経営者や成長できないビジネスをやっている人ほど、こういう妙なものが本当に大好きです。
「気持ち」とか「想い」とか「感謝」とか「情熱」とか「感動」とか、少し宗教じみたものをビジネスに入れるのが大好きなのです。
少し冷たい言い方をするようですが、それであなたのビジネスに何か大きな変化がありましたか? そんな雲をつかむようなことを信じてやって、何かなりましたか?
なっていませんよね。なっていないからこそ、現在この記事を読んでいるのです。
そして、なっていない理由はそれらが事実ではないからです。事実ではないことを信じてやったからこそ、ちゃんとした結果が出ていないのです。
もちろん、それらが不要だと言っているのではありません。しかし、「そんなもので成長できるほど、ビジネスの世界は甘くない」と言っているのです。
ビジネスを成長させたいなら、そのビジネスへ投資するためのお金が絶対に必要です。お金がなければ、成長することはありません。
本当はあなたも、このことは十二分に分かっているはずなのです。
その証拠に、もしあなたに「この100億円、好きに使っていいよ。」と言う人がいて、100億円を手に入れたら、相当なビッグビジネスができると思いませんか?
もしそう思わない場合は、もうビジネスという世界から退散した方がいいです。でも、そんな人はいませんよね。100億円があなたの手元にあったらビッグビジネスができると思いますよね。
つまり、これはどういうことを意味するのかと言うと、あなたも本心では事実を分かっているということなのです。
「ビジネスで成長するためにはお金が必要だ!」と分かっているのです。でも、そのお金を今まで作って来ず、作り方も分からず、今も持っていないから、現実逃避をして違う世界に飛んでいってしまっているのです。
そしてそこにつけ込んだのが、世の中の妙なコンサルタントです。
「感動」や「想い」や「夢」や「自己改革」などという、わけの分からない言葉を使って、あなたを気持ちよくさせているのです。
それは確かに気持ちがいいかもしれません。しかし、現実はいつでも厳しいですので、早く現実に戻ってきてください。ビジネスは気持ちの良い世界ではなく、より現実的で厳しい世界なのです。
しつこいようですが、もう一度、言っておきましょう。
経営の正しい意味が、”継続した「投資」「回収」の仕組みとその活動のこと”なので、ビジネスを成長させるためには、まずは「投資」をする必要があります。
ビジネスは、「投資」をしなければ成長することはありません。そして、その「投資」に必要なものは何かと言うと「お金」です。「お金」がない人は、いつまで経ってもビジネスを成長させることはできません。
よって、経営者や起業家が最初にするべきことは、お金を作ることなのです。つまり、ビジネスを成長、あるいは成功させる方法というのは、お金を作ることから始まるのです。
ビジネスを成長させた結果、お金を作ることではありません。お金を最初に作るからこそ、結果としてビジネスを成長させられるのです。
この考え方が、伸びない会社や成功できないビジネスをしている人ほど反対になっているのです。
「ビジネスを成功させて、お金を作ろう。」と考えるのですが、ビジネスを成功させるためには、まずはお金が必要なのです。
このことをしっかりと頭の中に入れておいて下さい。
売上高が少ないからビジネスが成長しないのではない!
今まで解説してきたことのほかに、「売上高が少ないのが成長できない理由だ!」と言うコンサルタントがいますが、これも信じてはいけません。
売上高が少ないこととビジネスが成長しないことは、何の因果関係もありません。なぜなら、売上高がどれだけ取れても、投資するお金がなければ成長することなんてできないからです。
なぜかこの国では、なんでもかんでも売上高を原因だと考えるコンサルタントや経営者がいます。そして、そのような考えがあるからこそ、何でもかんでも売上を上げて解決しようとする人が多いのです。
しかしそれは、完全に間違っています。(そのさまざまな理由に関しては、このBizdomが提供する記事で解説していきます。)
ビジネスが成長しない原因は売上高が少ないことではありません。投資をするための「お金」がないからです。たったこれだけです。これ以外に成長しない理由などありません。
もし、この場合もこのように言うのなら分かります。
「売上高が少ない結果、利益が出ずにキャッシュフローを得られないから、投資するお金がなくて成長できない。」と言うのならまだ分かりますが、それでも売上高が少ないから成長できないという見解は、間違いなのです。
このように、本当の原因を分かるための知識と論理をあなたは持たなければなりません。そうでないと、一生だまされ続け、無駄なお金を払い続けることになりますから。
最後に…
今回の記事を読んで、あなたのビジネスが成長できない本当の理由と、成長するための方法について理解できたでしょうか?
繰り返しになりますが、経営の正しい意味から考えられるビジネスが成長できない本当の理由は、たった1つです。
それは、ビジネスに投資をしていないからです。そして、なぜ投資ができないのかというと、投資をするお金がないからです。
だとすると、会社の成長するための方法というのは、まずはお金を作ること、そして次に、そのお金を投資することなのです。この王道を外してしまえば、ビジネスを成長させることはできません。
どんな気持ちの良い言葉を言われても、この王道から外れてしまえば、今後一切、浮上することはないと思っておいてください。
以上のように経営の正しい意味が分かれば、ビジネスが成長しない理由も、ビジネスが成長する方法も分かります。
これこそが本当に正しい知識であり、論理なのです。言葉を知っていても、どうすればいいのかが分からなければ、それは知識とは言いません。雑学です。
だから、どうせ学ぶのなら雑学ではなくて、正しい知識を学ぶようにしてください。
次回の記事では、経営の正しい意味を知ったうえで、「いい経営者の条件とは何か?|たった1つの最低限の条件とは?」について、解説していきたいと思います。