ビジネスは試行錯誤してやっていくものだ…。だから、ビジネスの勉強などしてもほとんど無駄である…。
ビジネスは自分で試行錯誤してやらなければならない…。
ビジネスは感性とアイデアでやるもで、知識はいらない…。
前回の記事の最後で、『「ビジネスは先の見えないものだから勉強しても無駄だ」などという愚の骨頂のようなことを言う人がいますが、そんなことはありません。』ということを述べました。
実は、なかなか成功できない経営者や起業家ほど、「ビジネスは先の見えないものだから勉強しても無駄だ！」など言ってしまう人が多いです。要は、ビジネスは自分で試行錯誤をすることによってやっていくものだということです。
しかし、この認識は明らかに間違いです。むしろビジネスにおいては、試行錯誤などということをやっている暇などありません。そんなことをやっているからこそ、無駄な時間とお金と労力がかかって成功できないのです。
そこで今回の記事では、「どうしてそう言えるのか？」という理由と、「じゃあ、何をすればいいのか？」ということについて解説したいと思います。
目次
ビジネスにおいて、試行錯誤が無意味な3つの理由
なかなか成功できない経営者や起業家ほど、「ビジネスは先の見えないものだから勉強しても無駄だ！」などということを考えている人が多いです。
要するに、自分自身で試行錯誤をしていかなければならないということです。言いたいことはなんとなく分かるのですが、これはまったくの間違いです。完璧な勘違いなのです。
では、どうしてそのようなことが言えるのでしょうか？
これには3つの理由があります。その3つについては以下に列挙し、より具体的に解説していきましょう。
- 試行錯誤は、成功する確率が非常に低いから
- 試行錯誤よりも先輩たちが試行錯誤した結果の方が確実だから
- ビジネスで試行錯誤などをしている暇などないから
1.試行錯誤は、成功する確率が非常に低いから
試行錯誤が無意味な1つ目の理由というのは、「試行錯誤は、成功する確率が非常に低いから」 です。
あなたは今まで、自分でなんとか試行錯誤をしてビジネスをやってきたのではないでしょうか？ 「ビジネスは自分の頭で考えて、試行錯誤してやれ！」と教えられてやってきた人が多いと思います。
では、そうやって試行錯誤でやってきて上手くいきましたか？ あなた自身でも認められるビジネスの成功をつかんでいますか？
おそらくつかんでいないはずです。つかんでいないからこそ、このBizdomに訪れ、今この記事をあなたは読んでいるのです。
要するに、現時点で、あなたがどれだけ自分で試行錯誤をしようとも、永久に成功はつかめないということをあなた自身が証明しているのです。
よって、試行錯誤というのは無意味だと言えるのです。
もちろん試行錯誤をする中で成功する人も、たまには存在します。しかし、それは決してあなたではありません。もし、試行錯誤で成功する人があなただとしたら、今この瞬間に、こんな記事など読んでいるわけがないのですから。
今、この記事を読んでいるということは、やっぱり試行錯誤というやり方では、あなたはビジネスを成功させることなどできないということを証明しているのです。
よって、今この記事を読んでいるほとんどの人にとって、試行錯誤というものはあまり意味のないものだと言えるのです。
2.試行錯誤よりも先輩たちが試行錯誤した結果の方が確実だから
そして、試行錯誤が無意味な2つ目の理由というのは、「試行錯誤よりも、先輩たちが試行錯誤した結果の方が確実だから」です。
言っている意味は分かりますか？ そんなにむずかしいことではありません。
すべての人が知っていることだと思いますが、ビジネスというものはそもそも、ここ最近、ぽっと出てきたようなものではありません。ずっと大昔からあるものです。
その歴史の中で、私たちの先祖や先輩たちは、私たちが数えきれないほどの成功と失敗を繰り返してきました。これがどういうことを意味するのかと言うと、私たちの先輩たちも、ビジネスにおいての試行錯誤を、過去に何度も繰り返してきたということなのです。
ビジネスをおこなううえでさまざまなことに困り、さまざまな問題を抱え、それらを乗り越えて成功してきたのです。
つまり、現在あるビジネスというものは、その試行錯誤の結果であるということなのです。さまざまな失敗を繰り返し、計り知れない試行錯誤をした結果、そのビジネスが成功しているわけです。
もっと分かりやすく言うと、私たちの代わりに私たちの先輩たちが試行錯誤をしてくれて、「どうすれば成功するのか？」ということを、今、目の前に提示してくれているということです。
言っている意味は分かりますよね。
今の時点で存在しているビジネスというのは、成功した結果として残っているということですから、「どうすれば成功するのか？」ということが、あなたの目の前に提示されていることと同じことですよね。
だとすると、わざわざ自分で試行錯誤をするよりも、「どうすれば成功できるのか？」ということをしっかりと研究し、それを参考にしてビジネスをする方が楽だし、成功する確率も高いと思いませんか？
実は、ビジネス上で起こる問題や困りごとというのは、あなたが思っている以上に、他の人と一致することが多いのです。分かりやすく言うと、あなたが経験する前に、私たちの先輩たちが経験しており、それらを乗り越えた結果が今の状況だということなのです。
たとえば、あなたがビジネス上である問題を抱えており、その対処法として「A」と「B」のどちらをするのか迷っているとします。そして、「A」はすでに企業がやっていて成功しており、「B」は誰もやっていないとすると、あなたは「A」と「B」のどちらを選びますか？
当然、「A」を選びますよね。実際にやっていて成功しているのですから、「A」をやるべきです。おそらく「B」というのは試行錯誤をした結果、「上手くいかない」という結論にいたり、現在ではやっていないということなのです。
私たちの代わりに、先輩たちが先に試行錯誤してくれているとはこういうことなのです。さまざまなことに取り組んだ結果、上手くいく方法を発見し、それを今この瞬間に実践しているのです。
これを、「自分はかしこい人間だ！」と勘違いしている経営者は、「他の企業はやっていない。誰も考えていないのだ。おれはやっぱりすごい。」というバカ丸出しの認識をし、誰もやっていないことをしようとするのです。
本当は、何年も前にすでに誰かがやって失敗しているのにも関わらずです。なぜか自らが好んで、試行錯誤をしようとしてしまうのです。そして当然のように、失敗していく道を選んでいってしまうのです。
これまでに、あなたよりもよっぽど優秀な人が、ビジネスにおいてたくさんの失敗と成功を繰り返してきました。つまり、試行錯誤というものをずっと繰り返してきているのです。
分かりやすく言うと、あなたの代わりに失敗をしてくれ、あなたの代わりに成功する方法を見つけてくれているのです。
だとすれば、自分で無駄に試行錯誤をするよりも、先輩たちが試行錯誤した結果、「こうすれば成功した！」というものを参考にした方が良くないですか？
先輩たちが試行錯誤をしてくれて、その結果として成功する方法が明らかにされているのだとしたら、自分で試行錯誤をするよりも、その成功する方法を学んで参考にした方が、成功する確率は高まるし、スピードも早くなると思いませんか？
実際に成功する確率も圧倒的に高まるし、成功するスピードについても圧倒的に早くなります。
その証拠に、師匠の指導先の企業は、学んでから約1～2年で大きく変わっています。だから、自分で試行錯誤をするよりも、先輩たちが試行錯誤した結果を参考にするべきなのです。
以上の理由で、自分で試行錯誤をすることは無意味だと言えるのです。
3.ビジネスで試行錯誤などをしている暇などないから
最後に、試行錯誤が無意味な3つ目の理由というのは、「ビジネスで試行錯誤などしている暇などないから」です。
これが一番です。
あなたのビジネスが人類で初めて挑戦されるような（例えば、宇宙ビジネスなど）、誰も経験したことがないものだったら、試行錯誤をしたくなくてもする必要があります。
なぜなら、誰も経験したことがないものは、どこにも答えが存在していないからです。これから開拓していくような未知の世界であるからです。
しかし、ほとんどのビジネスの場合、人類で初めて挑戦されるようなものではありません。ほぼ100％、あなたよりも先にやってくれている人が存在しているのです（もしなかったとしても、何かと何かの組み合わせなのです）。
そしてその人たちが試行錯誤した結果、成功する方法というものがすでに答えとして出ているのです。
だとすると、それを学んだ方が時間の短縮になると思いませんか？
どうせあなたが試行錯誤をしても、最終的に行き着く先の答えは一緒です。分かりやすくいうと、成功する形というものはほとんどの場合が決まっていて、どんな人が試行錯誤をしても、成功する場合は同じような形になるということなのです。
言っている意味は分かりますよね。あなたが試行錯誤をして成功しようが、成功する方法を学んで成功しようが、結果的には同じような形になるということです。
そうすると、自分で試行錯誤をする時間がもったいないと思いませんか？ どうせ同じような形になるのであれば、成功する方法を学んでビジネスをやった方がスピードが早くなると思いませんか？
試行錯誤だけでビジネスをした場合、最終的にビジネスを成功させる方法を見つけられない可能性だってあるのです。というかむしろ、見つけられない可能性の方が断然高いのです。
だったら、成功する方法を学んでやった方がいいと思いませんか？
このように言うと、「試行錯誤をする過程が大事なんだ！」などと言う人がよくいますが、それは間違いです。ビジネスにおいては、過程は大事ではありません。
ビジネスにおいて大事なものは、「過程」ではなく「結果」なのです。
人生においては過程も大事ですが、ビジネスにおいては結果がすべてです。結果がでなければ、ビジネスをやる意味などどこにもありません。
過程がどれだけボロボロでも結果さえ出れば、ビジネスは意味のあるものになります。しかし、過程がどれだけ素晴らしくても結果が出なければ、ビジネスは無意味なものになってしまうのです。
だから、ビジネスの上でこだわるべき点というのは、過程ではなくて結果のみなのです。
そして、こだわるべき点が「過程」ではなく「結果」だからこそ、すでに「成功」という形で結果を収めているやり方を学んでビジネスをした方がいいのです。そうした方が成功する確率は上がるし、成功するスピードも上がるのです。
はっきり言って、あなたには試行錯誤などという無駄な時間を費やしている暇などありません。
そもそもの話、あなたの人生の目標はビジネスを成功させることなのですか？
違いますよね。ビジネスを成功させた結果、それで得たお金や時間を使って、人生でいったい何をするのかが、あなたにとって重要なことですよね。
だとすると、ビジネスごときに多くの時間を使っていてはダメなのです。ビジネスなどというものはさっさと終わらせて、あなたの人生の目的を果たすために時間やお金を使うべきなのです。
人生というものは、本当にあっという間なのですから。
このように考えると、どう考えても、ビジネスをする上で試行錯誤をしている暇などないということが分かります。だからこそ、ビジネスにおいての試行錯誤というものは無意味だと言っているのです。
ビジネスで効率的に成果を出す方法とはなにか？
ここまでで、ビジネスにおいて試行錯誤をすることは無意味だということをさんざん解説してきました。
では、ビジネスにおいて試行錯誤をしないとすると、何をすればいいのでしょうか？
それはこの記事の中でも解説してきましたが、私たちの先輩たちが成功したやり方をしっかりと学ぶことです。私たちの先輩たちが、「こうやったら成功した！」というものの共通点を体系化した、ビジネスの成功法則をしっかりと学ぶことなのです。
そして、それをすべての基本として実行していくことなのです。
成功法則というものは、突然できたものではありません。私たちのビジネスの先輩たちが、これまでに試行錯誤というものを繰り返し、失敗と成功をたくさん経験した歴史そのものです。
私やあなたよりもすば抜けて頭の良い人物が何千万人、いや何億人といて、その人たちが試行錯誤をした結果、どれが成功するのか、どれが失敗するのかということが明確になり、成功する方法だけを集めたものを成功法則というのです。
これで分かるように、成功法則というものは「成功」と「失敗」の集大成なわけですから、あなたが一から試行錯誤をしてやるよりも、それを学んでビジネスに使った方がはるかに効率的だし、成果も出せるということなのです。
他で言われている成功法則はどうか分かりませんが、Bizdomが紹介する成功法則というのは、今までビジネスをやってきた人類の歴史なのです。
よく「歴史から学べ！」と言われますが、この成功法則こそがビジネスの歴史です。だから、あなたもより早く、そして確実にビジネスを成功させるために、歴史を学んでください。
自分でやるよりも歴史を学んでやった方が、成功する確率もスピードも上がるのですから。その証拠に、私の師匠の指導先は、学び始めてからどんどん実行し、次々と成功を収めています。
こんなことは当たり前です。自分たちよりも優秀な人が成功した方法を学んでやっているのですから、成果が出ないわけがありません。それほど、ビジネスの歴史を体系化した成功法則というものは重要なものなのです。
ここまで言ってもまだ、「試行錯誤をしたい！」と思うのなら、勝手に試行錯誤して自分の力でがんばってください。それは個人の自由ですから。
しかし数年後には、「不要な試行錯誤はカットする！」という決意をし、成功する方法を学び、本当に必要な試行錯誤だけをやった結果、成功した経営者や起業家を見て、「自分にもあのチャンスがあったのに…」とうらめしそうな顔をして、指をくわえているでしょう。
だから、そうならないように学べるチャンスがある今、学んでください。試行錯誤などをする暇があったら、成功法則を学んで実行してください。あなたが現在、年商100億円を超えていない限り、そのようにした方がビジネスで成功する確率もスピードも早くなるのです。
最後に…
まとめとして、以下にビジネスで試行錯誤することが無意味な3つの理由を挙げておきましょう。
- 試行錯誤は、成功する確率が非常に低いから
- 試行錯誤よりも先輩たちが試行錯誤した結果の方が確実だから
- ビジネスで試行錯誤などをしている暇などないから
結局、ビジネスを成功させるうえで大事なことは、先例や歴史からしっかりと学ぶということです。実はこのことは、すべての世界、すべての業界でも言えることなのです。スポーツでも語学でも仕事でも全部同じです。
自分よりも上手な人がいて、その人がやっていることを学び、その人と同じように実行していくことによって自分も上手くいくようになるのです。
ビジネスを何も学んでいないド素人が、自分の頭で考えて試行錯誤をしても成功できるはずがありません。
もちろん、学ばなくても成功できる人はいます。しかしそれがあなたではないことは確実です。なぜなら、今の時点でこの記事を読んでいるからです。
あなたが本当に自分で考えて成功できる人間であれば、もうすでに成功しています。でも、そんな人が今この瞬間に、わざわざ自分の時間を使って、この記事を読んでいるわけがありません。
つまり、今この記事を読んでいる時点で、自分の頭で考えてビジネスで成功する領域には、あなたは達していないということなのです。
だからこそ、私たちよりもビジネスが得意な人が成功した方法を学ぶべきなのです。そうすれば、一気に階段を駆け上がっていくことができるのですから。
そして駆け上がった時に初めて、自分の頭で考えてビジネスをすればいいのです。
まずは何よりも先に、本物のビジネスの知識を学ぶようにしてください。
