あなたの経営が正しいかどうかを判定する7つの基準

2015-11-15

 約 13 分

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7つのチェック

あなたの会社の経営は上手くいっていますか?

もしかして、経営的に苦しんでいるのではないでしょうか?

もし、「経営的に苦しい…」と思っているのなら、その理由はただ1つです。それは、あなたが今まで間違った経営をやってきたからなのです。

正しい経営のやり方をし続けていれば、苦しくなることはありません。間違った経営をしていたからこそ、現在の時点で苦しくなっているのです。

もちろん、間違った経営をしてきたのはあなたのせいではありません。世の中の間違った書籍や新聞、セミナーなどに間違った経営を教えられてきたおかげで、あなたは間違った経営のやり方をしてしまったのです。

ここまで読み、「苦しんでたら間違った経営って言うけど、具体的にはどういうこと?」と思う方もいると思いますので、あなたが間違った経営をしているかどうかを判定する7つの指標を紹介しましょう。

もし、この7つの中でたった1つでも「×」が付いた場合は、どこかやり方を間違えていると言えるので、正しい経営に変えていきましょう。

それでは、順番にチェックしていきましょう。

その1:今の仕事が好きか? やっていて楽しいかどうか?

まずは何よりも、好きでもなく、やっていても楽しくない仕事をやっても上手くいくはずがないということです。以下のように思う仕事をしていなければ、何かが間違っています。

「毎日のように、仕事をするのが楽しみだ!」

では、どうして仕事が面白くないと思ってしまうのでしょうか?

それはおそらく、やってもやっても商売が上手く行かず、心の中に「どうせやっても上手くいかない…」という閉塞感があるからです。

売上が上がり利益が出ていれば、仕事が面白くないと思うことなど、ほとんどの場合ありません。もちろん、ちゃんと成果が出たうえで、面白くないということもたまにはあります。

しかしほとんどの場合は、やったのに成果が上がらないということが、仕事を面白くないものにさせる一番の原因なのです。

売上も上がり、利益も上がれば、それだけお客に貢献している証拠で、その分だけお客が喜んでいるのだから、仕事は楽しくなるはずです。

なぜなら、お客に貢献することほど、商売をするうえで楽しいものはないからです。そうすると、あなたが「仕事が楽しくない…」と思うのは、あなたが多くのお客に貢献できていないからなのです。

言っている意味は分かりますよね。

多くのお客があなたの会社に殺到する姿を見れば、「仕事が楽しくない!」などと思うはずがありません。

だから、正しい経営の知識、正しいビジネスの知識を学び、多くのお客に貢献できるようにしてください。そうすれば売上も上がり、利益も出て、閉塞感などというしょうもないものはなくなり、仕事が楽しくなり、好きになっていくのです。

そもそも仕事というものは、苦しむものではありません。なぜか日本では、「仕事は苦しむもの」というふうに勘違いされていますが、仕事というのは楽しむものです。

仕事と人生の付き合いというものは、何十年という長期間にわたることなので、その仕事が好きなのか、あるいはやっていて楽しいかということは、非常に大切なことになってくるのです。

これが、あなたの経営が正しいのかを判断する基準の1つ目です。

その2:客数と売上は継続的に伸びているのだろうか?

2つ目は、「客数と売上は継続的に伸びているだろうか?」ということです。

客数売上というものは、「自分の会社がお客にどれだけ支持されているのか?」を測るバロメーターです。

お客に支持されている会社というのは、少しずつであっても継続的に客数は増えていきます。

売上とは「客数 × 客単価」という式で導きだせるものですから、客数と売上が増えていないということは、お客に支持されていないれっきとした証拠なのです。

もし、あなたのビジネスの売上が下がってきている、もしくは売上がそもそも上がっていないというのは、お客に支持されていない証拠なので、何かやり方を間違えているということです。

やり方が正しければ、売上は少しでも上がっていくはずです。やり方が正しいのにも関わらず、売上が上がらないことなど絶対にあり得ません。

あなたがいくらがんばっていようとも、あなたがいくら一生懸命していようとも、客数と売上が上がっていないということは、あなたがお客に支持されないような間違ったやり方でビジネスをやっているということです。

よって、売上が思うように上がらない時は、あなたの商売のやり方が、根本から間違っていると思ってください。「自分のやり方は正しい!」という認識を持った瞬間、ビジネスで成功することはできません。

もちろん客数が増え、売上が上がっているのならそういった認識を持っても良いですが、客数が増えず売上も上がっていないのに、「自分のやり方は間違っていない!」という認識は、ただのバカな勘違いになります。

客数と売上という数値で、あなたのやっていることが正しいのか、間違っているのかをしっかりと測ることができるのですから、冷静かつ素直に現状を認識しましょう。

もう一度、大事なことを言っておきます。

客数と売上は、少しでも継続的に増えていますか? もし、増えていない場合はあなたのビジネスのやり方のどこかが間違っています。

これが、あなたの経営が正しいのかを判断する基準の2つ目です。

その3:客数と売上は伸びているとしても、利益は出ているのだろうか?

3つ目は、「客数と売上高は伸びているとしても、利益は出ているのだろうか?」ということです。

先ほど解説したように、客数と売上というのは、お客に支持されているかどうかのバロメーターです。客数と売上が上がっていれば、「お客の支持」という視点においては正しいやり方でビジネスをしていると言えます。

ただし、客数と売上が伸びているのにも関わらず、利益が出ていない場合は、間違ったやり方で経営をしているということになります。

ビジネスを伸ばしていくためには、Bizdomの経営に関しての記事でも解説したように、設備投資なども含めた投資が必要になります。投資ができなければ、ビジネスが伸びていくことはありません。

そして、その投資のお金の源泉というのは利益から出てくるものです。そうすると、会社の成長のために必要な、お金の源泉である利益が出ないということは、その時点で会社の成長は見込めないということになるのです。

そうすると、利益が出ないようなビジネスのやり方では会社は成長できない、つまり利益が出ないビジネスのやり方は間違ったやり方なのです。

そもそもの話、利益が出ない商売はただ単に疲れるだけなので、やっても意味がありません。たとえば、年間50億円の売上が上がったとしても、毎年赤字を垂れ流すようであれば、銀行に預けていた方がリターンは高いのです。

経営とは、投資したお金を回収する行為のことです。お金の回収ができないのであれば、やっている意味などどこにもありません。

わざわざ労力をかけて売上を上げ、しんどい思いをしながらお金が残らないのは、ただの無駄な努力と言います。だから、利益が出ないビジネスのやり方は間違ったやり方だと言えるのです。

また、売上は上がっているのにも関わらず、利益が出ない理由というのは、ほとんどの場合、売上を上げるためにさまざまな手を打ち、そのせいでコストが上がっているからです。

売れない時に、なんとかがんばってコストをかけて売ろうとするからこそ、結果的にコストがかかりすぎ、利益が出なくなってしまうのです。

「がんばる」という行為は、タダではありません。がんばればがんばるほど、それに対してのコストがかかってしまうのです。

よって、「がんばって売った!」という行為は、コストがかかって利益を圧迫するので、ビジネスにおいては一番やってはいけない最低の行為なのです。

理想的な伸びる企業というのは、わざわざコストをかけて売上を上げるための努力などしません。がんばらずに売れ、がんばらないからコストがかからず、コストがかからないからこそ、利益が出るような構図になっているのです。

このような構図を目指さなければ、ビジネスで成長していくことはできません。

売上と客数が伸びていても、経営にとって最も大事な利益が出ていなければ、正しいビジネスのやり方とは言えないのです。

その4:利益は出たとしても、銀行返済の資金繰りはできているのか?

4つ目は、「利益は出たとしても、銀行返済の資金繰りはできているのか?」ということです。

たとえ利益が出ていたとしても、銀行返済ができていなければ実際の利益が出ているとは言いがたいのです。

返済もできずに、銀行のお金でビジネスをしている限り、もはやあなたの会社とは言えません。銀行返済をしたうえで残るお金こそが、本当の利益なのです。

もし、利益は出たとしても、銀行返済の資金繰りがちゃんとできていなければ、間違ったやり方でビジネスをしていることになります。

その5:社員は継続し、安定して勤務しているか? 社員は辞めていないか?

あなたの会社の社員は辞めていませんか? あなたの会社の社員の定着率はどれほどですか?

もし、あなたの会社の社員が辞めたり、定着率が悪い場合、それは辞めた社員が悪いのではありません。経営者であるあなたが悪いのです。

社員が辞めたときに、「最近の若いやつは続かない…。」や「なんて継続力がないやつだ…。」という考えが出てしまう経営者が多いですが、社員が辞める問題というのは、社員自身にあるのではなく、そこで働く環境にあるのです。

働く環境が良ければ、社員が辞めることなどありません。働く環境が良いのに辞めるのは、よっぽど優秀な人間か、もしくはよっぽどあほな人間です。

約8割の人間は、労働環境が良い会社をわざわざ辞めることなどしません。

本当のところ、社員だって辞めたくないのです。辞めたくはないが、辞めざるを得ない労働環境だから辞めるしかないのです。つまり、あなたの会社の社員が辞めるのは、経営者であるあなたが作った労働環境のせいなのです。

労働環境が悪い会社に、良い人材が定着することなど絶対にあり得ません。本当に良い人材は、そんな労働環境が悪い会社で働くなら独立するし、独立しないのなら、より労働環境の良い会社に行きます。

毎日が残業ばかりで、たとえ残業してもボーナス残業といって残業代も支払われず、給料は安くてボーナスも低い会社に、優秀な人材が定着することは絶対にありません。

だから、まずは労働環境を整えてください。

「社員を辞めさせない方法」などといったしょうもない小手先のテクニックを学ぶ暇があるくらいなら、労働環境を良くするためにはどうすれば良いのかを、まずは考えてください。

あなたの会社の社員が辞める、もしくはなかなか定着しないのは、あなたの経営のやり方がどこか間違っているからです。

その6:手元のキャッシュフロー、現金は増えているだろうか?

今現在、あなたの手元にはたくさんの現金があるでしょうか? もし現金がない場合、いったいあなたは何のためにビジネスをしているのですか?

現金が残らないビジネスをするくらいなら、どこかで雇われて働いている方が効率が良いです。せっかくビジネスをしているのなら、雇われてもらえる額以上の現金を持たなければ、何の意味がありません。

また、これに付け加えておきたいことが、たとえ現金を持ったとしても、その現金は会社のものであってはならないということです。

つまり会社のオーナーである、あなた個人のお金でなければならないのです。

では、どうして会社のオーナーであるあなたが、個人でお金を持たなければならないのかと言うと、会社がダメになった時には、オーナーであるあなた自身の力で会社を救わなければならないからです。

あなたの会社に危機が訪れ、銀行に行っても融資を断られた場合、倒産の方向へとまっしぐらに向かいます。

これがどういうことを意味するのかと言うと、あなたの会社が生きるも死ぬも、すべては銀行にかかっているということなのです。

銀行が「良い」と言えば存続しますが、「ダメ」と言ったら倒産してしまうのです。これでは、いったい誰がオーナーなのか分かりません。

オーナーというのは、自分の会社がピンチになった時に、自分自身のお金で会社を救う人のことを言うのです。たとえ銀行に「ダメ」と言われても、自分のお金で自分の会社を救うことができる人をオーナーと言うのです。

もし、それができない状態であれば、あなたの今までのビジネスのやり方のどこかが間違えているということなのです。

その7:あなたの会社は業界平均値をクリアしているであろうか?

あなたは、あなたの会社の業界平均値をご存知でしょうか? そもそも知らないのではないでしょうか?

自分がやっている商売の業界平均値を知らなければ、今の時点で自分がどの位置にいるのか分かりません。上手くいっているのか、それともあまり上手くいっていないのかすら分からないのです。

自分がどの位置にいるのかということは、他と比較しなければ分かりません。

だから、まずは何よりも先に、自社がやっている商売の業界平均値を調べて、その数値がちゃんと達成できているかを確認しなければなりません。

売上、粗利益率、営業利益率、労働分配率、不動産分配率、人時生産性、労働生産性、交差比率など、非常にたくさんの経営指標がありますが、これらの業界平均値さえも達成していなければ、やはりあなたのビジネスのやり方がどこか間違っているのです。

また、今出した経営指標の中で、知らない指標がいくつかあると思います。もちろん知っている人もいると思いますが、たとえ知っていても、実際にそれがいったい何で、どういったことに使えるのかを知らない人が多いのです。

もちろん学んでいないのだから仕方ないことですが、はっきり言って、これらを知らない時点で、経営の「け」の字すら学んでいないと言えます。

世の中で売られている訳の分からない書籍を読んだり、訳の分からないセミナーに行って、プラス思考だの、USPだの、アファーメーションだの、コーチングだの、気持ちだの、人間性などといったしょうもない勉強をし、経営にとって本当に大切なことを学んできていない証拠なのです。

経営にとって本当に大切なことを学んでいないのに、会社が伸びるわけがありません。そんな無知の状態で伸びた方がおかしいのです。

だからこそ、早く本当のことを学んでください。本当のことを学んだ途端に、目の前は見えてくるようになりますから。

最後に…

以上、あなたの経営やビジネスのやり方が正しいかどうかを測る7つの指標でしたが、いくつ「◯」がつきましたか?念のために、以下に7つの指標を挙げておきましょう。

  1. 今の仕事が好きか? やっていて楽しいかどうか?
  2. 客数と売上は継続的に伸びているのだろうか?
  3. 客数と売上は伸びているとしても、利益は出ているのだろうか?
  4. 利益は出たとしても、銀行返済の資金繰りはできているのか?
  5. 社員は継続し、安定して勤務しているか? 社員は辞めていないか?
  6. 手元のキャッシュフロー、現金は増えているだろうか?
  7. あなたの会社は業界平均値をクリアしているであろうか?

もし、7つとも「○」がついたのであれば、あなたのビジネスのやり方は正しいと言えます。Bizdomを読むまでもありません。その調子がどんどん進めていってください。

しかし、もし1つでも「×」が付いた場合、あなたのビジネスのやり方はどこか間違えています。また、7つとも「×」が付いた場合は、今までの経営のやり方はすべて間違えていると言えるのです。

いくつ「○」がつきましたか?

「○」をする項目が少なかった方は、経営のやり方を間違えてきたうえ、今まで学んできた勉強も間違えていたのです。

おそらくその間違えてきた勉強というのは、以下のようなチンケなものでしょう。

  • 「売上を上げるためにがんばって売ろう!」
  • 「がんばればいずれ上手くいく!」
  • 「願えばかなう!」
  • 「笑顔を売る!」
  • 「商品ではなく人間を売る!」

こんな勉強をしているから、いつまで経っても伸びていくことができないのです。間違った経営の勉強をし、間違った経営をするから何年も苦しみ続けているのです。

いい加減に、正しい経営の勉強に変え、正しい経営をすることによって、やった分だけしっかりと報われる状態になってください。ビジネスを通じて、あなたの人生を豊かにしてください。

そのためにはまず、今までの自分の経営のやり方や、やってきた経営の勉強が間違っていたということに気がつく必要があるのです。

仕事というのは歯を食いしばり、苦しんでやるようなものではありません。やればやるほど成果が出るから、やってもやっても止まらないほど楽しいものなのです。

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